日本人こそ日常にHygge(ヒュッゲ)をとりいれよう
Hygge(ヒュッゲ)とは、デンマーク語で「幸せな心地よい時間や空間」のことです。
ぱちぱちと燃える暖炉の火。
ブランケットにくるまり、ホットドリンクを飲みながら読書。
キャンドルを灯し、気の置けない仲間や家族とディナー。
想像しただけでほっこりしますよね。
世界的なブームとなっているHyggeは日本でもブームとなり、Hyggeに関する書籍などもよくみられるようになりました。
デンマーク人は日常にHyggeをとりいれ、自分のライフスタイルを大切にしています。
今年3月に出版された「WORK MILL with Forbes JAPAN 〜THE DANISH WAY デンマーク 働くのユートピアを求めて〜」
レア共同代表の大本さんとWORK MILL編集長の遅野井さんの対談より
「日常生活のなかに幸福を見出すための時間の使い方として、デンマーク人はかなり優れた規律をもっています。8時間働いたら8時間休む。デンマークの人は休む時間を確保するのが上手なんです。日本は他人との時間の約束を守る傾向はありますが、自分との時間の約束は守らない。個人よりも集団を優先する。」
「集団を優先する」というのは、日本の国民性なのかなあと思います。
子どもの頃から「他人に迷惑をかけちゃダメ」と言われたり、集団行動を徹底的に教え込まれる学校であったり。
それ自体は悪いことではなく、むしろプラスに働くことも多いと思いますが、集団を優先させてばかりいたら自分はどうなるのでしょう。
自分の仕事は終わったけど、上司や周りの人がまだ仕事をしているから帰りづらい。
本当は行きたくないけど、付き合いも大事だしこれも仕事と思って行く飲み会。
辛いことを我慢するのは日本人の得意技。
フォルケで出会った20代のデンマーク人女性に、日本の電車内で寝ているサラリーマンの写真をおもしろおかしく見せたところ、真剣な顔で
「これは深刻な状況だよ、なんで笑ってるの?」
と言われてはっとしました。
自分はこれが当たり前だと思っていること、深刻で異常な状態だと認識していないこと、人ごとだと思っていること。
恥ずかしく思いました。
「生きるために働く」はずが、いつのまにか「働くために生きる」になっていませんか?
毎日を「こなす」状態になっていませんか?
この言葉にはっとした方、今日からHyggeを意識してください笑
温泉にいく、鍋パーティーをする、お茶をいれる。
日常の中に日本らしい、自分らしいHyggeなひとときをみつけましょう。